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雲母



分類珪酸塩鉱物
化学組成式KAl2(AlSi3O10)(OH,F)2
結晶系単斜晶系(擬六方晶系)
無色、白色、緑、赤褐色、黄色、ピンク
硬度2.5〜3
比重2.8〜2.9
劈開完全
主な産出国インド、日本(ただし世界中で産出している)


雲母は前の方でも出ているように、千枚はがしなんていわれるくらいに一方向に完全な劈開を持っていて薄く剥がすことが出来ます。珪酸塩鉱物のグループでして、いろいろな金属を含む形でいたるところに見られます。だもんでその種類もたくさんあるのですが、主なところをご紹介(^^)/

白雲母
色は名前の通りです(^^;
日本では主にインドから輸入していますが、この白雲母はいろいろな場面に使用されています。
その中でも最も使用量が多いのは電気絶縁体としての利用みたいです。絶縁性に優れているだけでなく熱も伝えないという性質を持っていまして、それが薄くはがれるという性格とあいまって何ともいえない味を出しますヾ(^^;)
最近はめったに見られない真空管では必ず雲母が使われていましたし、昔のアイロンやトースターをばらすと必ず雲母が出てきました。電熱線を白雲母で挟んであったんです(^^)v
今のところ、雲母に変わる品物は無いそうでして、こういった天然輸入品以外に合成雲母も使われているそうです。
雲母の名前がそのまま出ているのが、マイカコンデンサでしてマイカ(Mica)ってのは雲母のことです。

白雲母を細かくしたもので、土みたいに滑らかになっているものを絹雲母といいまして、絹雲母は塗料や化粧品に利用されています。日本画や版画では昔からこの絹雲母を使っています(^^)v

この雲母という名前は中国名でして、日本では本来「きらら」と呼んできました。雲母の粉を混ぜて作られるきらきらした和紙はきらら引きと言われますし、雲母の粉を絵の上から振り掛けて絵をきらきらさせるのはきらら刷りと言われています。で、愛知県幡豆郡には吉良町がありますが、この「きら」はきららからきていまして、その昔この地方で雲母が採られていたことからきています。鎌倉時代から足利一派ヾ(^^;)が、この一帯を領地としまして吉良という姓を名乗る様になります。殿中でござる〜殿中でござる〜の吉良上野介さんはこの一派の子孫です(^^;
白雲母の英名はマスコバイトというのですが、これは世界的な雲母生産地のウラル地方産雲母がモスクワ経由で輸出されていたことに由来します。昔は、窓ガラスの御先祖様として窓雲母が使われていました(^^;
実は雲母はへたなガラスより性質が優秀だったりします。

お次。
黒雲母
雲母と言われるとこれを一番に思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。花崗岩の中に含まれている雲母は黒雲母ですね。風化すると茶色になります。で、川砂に混じっていると砂金によく間違われます。私も間違えたことがあります(^^;

金雲母
黄色〜褐色をしている雲母で、一見金色にみえますが、金は含まれてませんです(^^;

リチア雲母
リチウムを多く含んでいまして、ピンク色をしています。前出のリチア電気石と一緒に出てくることが多いようです。

益富雲母
リチア雲母と同じにピンク色をしていますが、こちらはリチウムではなくマンガンが含まれているためにピンク色になります。
この雲母の名前は、故益富寿之助氏の名前からきているそうです。

スターマイカ
星型してます。
実態は白雲母です(^^;
白雲母が星型に結晶した天然の芸術品。

蛭石
これも雲母なんですが、非常に怪しいです(^^;
暖めると、蛭のごとくにょろにょろと伸びていくそうです(^O^;
1cmの物が10cm位にまでなるそうでして(^^;;;;
なぞ解きd(^。^)
雲母は千枚はがしでしたよね。すなわちたくさんの層が集まっているわけで、その層と層の間に水が入っていまして、それが熱せられて水蒸気になると体積が膨張します。で、膨張した後の層と層の間には空気が残ります。
で、この構造が断熱効果を生み出しますので、保温材として利用されています(^^;




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